初めての要介護申請、どうしたらいいいの?準備→調査そして要介護1の認定を受けた。

 

父85才

 

アルツハイマー型認知症

 

平成29年1月

 

初めて父は認知症による

要介護申請を行い

要介護1の認定を受けた。

 

確かに忘れる頻度は

多くなってきているけど

自分で食事、トイレ、着替えなど

一通りはこなしていた。

 

1日中同じことを

話していることは目立つけど

会話はまず問題なく出来る。

 

でも母は

 

余り動きたがらなくなったり

1日中ウトウトしながら過ごす

父を身近で見て心配し

 

母が単独で市役所に相談していた。

 

僕は市役所の方が

父の所へ調査に来ることに

決まった段階になって

初めて母から説明を受けた。

 

母も80代半ば

立派な高齢者だ。

 

今まで口にはしていなかったが

母の年齢で父の介護をする限界を

キット感じていたのだと思う。

 

今思うと

 

僕から母へ相談してあげることも出来なくて

悪かったなって思う。

 

 

調査当日は

姉が同席してくれたので

僕は姉から話を聞いた。

 

現在のうちでの様子を聞かれたり

簡単な記憶検査みたいなことも

やったそうだ。

 

父はこの様に

人と会うなどの場面で

張り切ってしまうこともあるので

検査ではどうだったのかと

心配だったが

 

調査の方が上手に誘導して

いつも通りの認知症状を

分かってもらえたようだと

姉から聞いて

 

安心した。

 

安心という言葉は

どうかと思うけど

父の状態は適切に伝えたかった。

世間では

介護認定は難しいとか

いろいろ聞くので

認定されるのか不安も感じていた。

 

 

29年2月

 

要介護認定1の認定通知が届いた。

 

後日

 

市の職員の方

父の担当ケアマネジャーの方が

一緒に来られ説明を受けた。

 

市の職員の方も

担当したケアマネさんも

話を聞くと

要支援の範囲ではと考えていたようだ。

 

だから

要介護1の認定に

少しビックリしていた。

 

家族もビックリではあったが

何しろ初めてのことなので

認定基準とかまるで分かっていない。

 

とにかく介護認定が取れて

ホッとした。

というのが、正直な気持ちだった。

 

初めの申請の時

主治医の先生に

詳しく父の家庭での様子を

聞いてもらった。

 

それに基づいて

主治医が意見書を書いていただけたのも

この様な結果につながったのではと

素人なりに考えた。

 

良く、介護認定が取れない・・

と聞くけど

父の場合は、とてもスムーズに進んだ。

 

 

そして

 

ついに父は

デイサービスに行くために

施設を探すことになる。

 

どれもこれも初めての経験で

どうしたらいいいの?

が続く・・

 

何を基準にどうやって施設を

探したらいいのか

全く分からない。

 

市の職員からもらった資料には

たくさんの施設リストが載っている。

 

素人にはどう選んだら良いのか

どういう手順で進めたら良いのか

全く見当もつかない・・

 

そこで

 

ケアマネジャーの方に

お勧めを何か所かピックアップしてもらい

その施設に父母と僕とで行き

見学から始めてみる事にした。

 

まだデイサービスに

行くようになるまでには

冒険は続く。

 

 

父は82才の時、認知症と診断されましたが本人は全く認めませんでした。

 

私の父は86才です。

 

今から4年ほど前

脳神経外科で認知症と診断されました。

 

70代まではとにかく元気で

一時もじっとはしていられない

常に行動的な高齢者でした。

 

自宅の日曜大工に

家庭菜園に

ある時は屋根裏に入り

そして、ある時は屋根に登り!!

 

良くやることがそんなにある!

って周りの人が驚くほど

常に行動しているような人でした。

 

暑い日も寒い日も

関係なく良く動く。

 

それに

良く歩く。

 

2kmぐらいなら平気で歩く

チョット距離があっても

自転車で!!

元気過ぎました。

 

70代後半の時

庭先で母とバトミントンをしたり

 

その頃

うちの父に限っては

このまま年を取らないんじゃないかって

僕は本気で思ったりもしていた。

 

 

でも

 

やがて

 

少しずつ変化は訪れた・・

 

今まで

 

「プラスのドライバー貸して!」

っと父にいうと

「どこそこの中にある」

とすぐ教えてくれ

その場所に有った。

 

それが

少しずつ曖昧になり

ココじゃない

あれあそこでもない・・

 

いつの間にか僕が借りていたことに

なっていたり・・

 

何か怒った様子で

○○を返してもらっていないとか・・

明らかに今までと違うと感じた。

 

1日中同じことを

繰り返しては話すことも増えた。

 

また

あれだけ行動的だった父なのに

気が付くと

ソファーで寝ている。

 

かかりつけの病院から

薬を出されて飲んでいたが

その薬の管理が出来なくなっていった。

 

夜はこれとこれとこれ。

今まで揃えて自分で出来ていたのに

とても大変そう・・

 

そして

飲んだor飲まないの区別も

難しくなってきた。

 

それじゃあ周りの家族が

薬の管理をするからと

父に言ってみたのだけど

全く聞く耳を持たない。

 

「自分で管理している!」

「そんなバカじゃない!!」

 

僕も時として

言い過ぎるくらい

強く言ったことがあったが

その時の父には

受け入れてもらえなかった。

 

そして

 

脳神経外科で

念のため認知症の検査も

してもらうという流れで

受診してもらい

 

アルツハイマー型の認知症と

診断され

父の認知症としての

生活は始まった。