ジルコニアの歯
について
考えてみた。
今。業界の流れとして
金属の歯をなくそう!
が
年々強くなってきています。
なぜかというと
金属アレルギー対策とか
白い歯の需要が多いとか
材料の金属価格が
高騰しているとか
その他
様々な要因があるように
感じています。
ただ
本当に金属はダメなのかというと
どうなのでしょう・・
もちろん
金属アレルギーの方には
良くないのですが
金属には金属の
メリットもあります。
今、白い歯で
治療を希望すると
お多くの場合ジルコニアを
勧められることが
多いのではないでしょうか?
ジルコニアでも
全部がジルコニアで
価格的にも選択しやすい
フルジルコニア。
ジルコニアを土台として
その上にセラミックを
重ねて手作業で焼いて作る
値段的に高めの
レアリングジルコニア。
その中間として
全部がジルコニアでありながら
手作業でセラミックを重ねた様な
効果を予め持たせた
ジルコニアもあります。
通常
「ジルコニアにも
これらの種類がありますよ」
と
話を聞いたりしませんか?
仕事仲間では
もっと限定した方がイイかも
しれません。
僕の身近なところでは
もし自分が
選ぶとしたら
「ジルコニアは入れたくないね」
って多いです。
例えば
車の4本のタイヤ
がありますね!
皆さんは
新しく購入する時
どんな基準でタイヤを選びますか?
前のタイヤ2本はこのメーカーのこれ!
後ろの左はこれ!
後ろの右はこれかな!
って人はいますか?
いませんよね!
4本のバランスが大切って
誰でも
共通の認識があると思います。
前の運転席側は
一番減りが早いから
「ここだけ硬くて減りにくい
新しいタイプの
タイヤがありますから
是非どうでしょうか?」
って
タイヤショップで言われたら
どう感じますか?
ヤッパリ
違和感を感じませんか?
人の歯にも
自然の硬さというものがあり
長い年月をかけ
バランスよくすり減ってゆく
自然のサイクルがあります。
人の歯の硬さを100とすると
例えば
全部がジルコニアの歯は
500ぐらいあります。
ですから
車のタイヤに例えれば
前の右だけ500の硬さのジルコニアの
タイヤ
残りは3本は
100の硬さの自分の歯の
タイヤ
こうしたら
人の歯は自然に減ってゆく
サイクルで考えると
どうしても
バランスは良くない訳です。
白くてキレイだから
良いとか
金属フリーは体に良いとか
確かにそれも大切ですが
人に優しい硬さもあるハズです。
だから僕は
自分ではジルコニアは選びません。
白くてキレイ&丈夫!
でも
丈夫すぎることは
人間に優しくないこともある。
僕はそう考えます。