平成29年2月
父は初めて認知症による
要介護1の認定を受けた。
4月からデイサービスを
週2回行く生活を始めていた。
そして
1年が終わろうとしていた
平成29年12月
次の年の介護認定のための
訪問調査があるとの
連絡があった。
そんな更新調査もあるんだ。
知らないことが本当に多い。
それにしても
次から次へといろいろある。
ここで気になることが
1つあった
それは
父はそのような場面で
今までの経験上たぶん
必要以上にいいところを見せようとする
ことだ。
だから
父にはその様なことは
やらないように
分かってもらえないとは思いながらも
話しをしてみた。
父
「はい、分かった!」
予定した時間に
調査員の方が来た。
市の職員ではなく
委託された民間施設のケアマネさんが
訪問調査に来た。
父担当のケアマネさんも
同席していただいた。
ケアマネさん忙しい中助かります。
あれこれ
調査項目があるらしく
日ごろの日常生活の様子など
食事、トイレ、入浴、衣服の着脱・・・・
聞き取り調査。
父は自分で歩ける人用の
トレーニング紙パンツを使っている。
(良く言うパンツタイプの紙おむつ)
調査員の方が
トイレはどうされていますか?
父
「私が全部自分でやってます!!!」
「問題はないです!」
えつ!
何でも自分で!??
母が手伝って着替えしているのに。
それじゃ、紙おむつ要らないし・・
本人の目の前で
言うのも気が引けるが
「最近失禁も多くなってきています」
「母が着替えも手伝いながら・・・と」
と僕が訂正。
「そんなことないなぁ」と父。
やっぱり父は
良いところを見せるモードに
なっている・・・
薬の件では
「私が全部ちゃんと飲んでおります!!」
えっ!!
また僕は訂正
「いま自分では薬の管理が出来ない状況です」
「家族が薬を管理しています」
今度は
椅子からの
立ち上がり状態の検査もあった。
調査員の方。
「椅子から立ち上がれますか?」
父
まるで
運動会で小学生が
張り切って演技をしているように
思い切りスムーズに父は立ち上がった!!!!!
「大丈夫ですっ!!!」
同席のケアマネさんも
これにはビックリ!!!!
つい
「張り切らなくて大丈夫ですよ~」と
声をかけていただいた。
調査員の方も
「普段通りで結構ですよ」と(笑)
僕の心の中では
「やめて~!うちの爺さん」って
真剣に思っってしまった。
「最近父は
はいはいの様な状態で
家の中を移動していることも
増えて来ました」
と訂正。
しかし
あのスムーズな動きの父
どこにそのパワーが残されて
いるのか・・・?
とても大きな疑問を感じた。
最後に父を席から
離れてもらい
調査は続けられた。
僕はこのままでは
もしかして
介護認定取り消されるかも・・
などと不安な気持ちになりつつ
父の状態を伝えた。
終了。
また半月ほどで
「認定の連絡が来ると思います」
との説明が
最後にあった。
大丈夫なのか
認定は・・
なんだかドッと疲れを
感じつつ
介護認定の調査は終わった。
それにしても
あの父の力強い立ち上がり方には
本当にビックリした!
そんなに張り切れるパワーがあるなら
日ごろ発揮してくれたれなぁ・・
と
強く思った。
そして
更新手続き終わって
後日
新しい介護保険証が届いた。
ここでまた
ビックリすることになる。
介護認定が変わったのだ!